SESにおいては、社員が客先常駐する際に社外のメンバーと共に仕事を進めるスタイルが一般的ですが、シスナビでは客先現場へのチーム配属(自社メンバー複数名で配属すること)にも力を入れています。複数の現場でタッグを組んで業務にあたってきた2名のエンジニアが、チーム配属の良さを振り返ったクロストークをお届けします。
H.A:2022年入社。シスナビ最年長社員。エンジニアとして積んできた経験を活かし、キャプテンとして活躍中。
R.T:2023年入社。シスナビがエンジニアとして2社目。
ーシスナビの仲間が同じ現場にいるのは心強い
Q1 お互いに対してどのような想いをお持ちですか?
R.T:H.Aさんと一緒に入る現場としては2つ目なんですが、本当にいつもフォローしていただいていて助かっています。しっかり見ていただいているので安心して働けています。私はすごく人見知りなので、現場で他社の方に質問をするのはすごく気が引けるんです。でも、H.Aさんがいらっしゃることで、断然質問がしやすいですし私の力量を理解した上で話を聞いてくれる安心感があります。
H.A:私としてもR.Tさんがいるからこそ、知ることができる情報があったり、どうやって教えたら伝わるかを学ばせてもらっています。基本的にはそれぞれの担当部分はあらかじめ割り振られた状態で降りてくるので、それぞれ独立して業務を行っていますが、やはりシスナビの仲間が同じ現場にいるのは心強く感じますね。
ー「情報が手に入る」「気持ちが安定する」

Q2 シスナビメンバーが同じ現場にいるメリットは?
H.A:2人で参画していることで、自分が担当している工程以外も知ることができ、全体のプロジェクトに対する理解が上がると感じています。R.Tさんから質問が上がってきた際に資料を見て、「あ、こういう状態のものもあるんだ」と知れて、漠然と持っていた疑問が解きほぐされるということがありますね。また、現場で資料をあたる際の心理的なハードルも若干下がっているかなと。相談を受ける際にR.Tさんサイドで使っている資料を見ることができるので、他にも自分の知らないことがどれくらいあるか想像ができるというのは意外に大きいのかなと思います。私にとってはR.Tさんのような自社メンバーと同じ現場に入ることで「情報が手に入る」というのがすごくメリットです。
R.T:H.Aさんがいることで私も質問をしやすいので情報が手に入るのは同じなんですが、質問への回答だけではなくて「こういうコマンドあるから便利だよ」「この現場ではこうだけど別の現場ではそうではないことがあるよ」とぽろっと教えてくれるのが精神的にすごく良いんです。毎朝5分か10分くらい二人でミーティングをするんですが、その時間でいろいろ話せるのも安心感につながっています。しんどい時に朝ちょっと話すだけでも楽になります。私にとってはH.Aさんのような先輩と一緒の現場に入ることで「気持ちが安定する」のをメリットに感じています。
また、仕事で困ったことがあった時だけでなく、精神的・体調的にしんどい時も状況をしっかり汲んでくださるのがありがたいです。H.Aさんの方から「体調大丈夫?明日休んでも良いよ」と言ってくれるので、ワークライフバランスもすごく取りやすくて助かっています。
H.A:疲労困憊している時はやっぱり労働時間や内容が過酷だったりするので、そこは状況をしっかり把握して、整えてもらうようには心がけています。シスナビ内では私がR.Tさんの上司なので、労務管理という面でも役割を果たさないといけません。現場にいる取引先や他社の上司にはなかなか休みを申告しづらい場合もあると思うのですが、私がいることで溜め込まずに休みを相談できるのもメリットかも知れませんね。
ー仲間のアクションから学ぶことは多い

Q3 お互い関わり合う中での学びはありますか?
H.A:現場でのポジションは明確に私が上司とはなっていませんが、シスナビ内では私がキャプテンとしてR.Tさんを指導する立場ということもあり、自然と私が現場の管理者と様々なことを話し合うハブのような立場になっています。となると、開発外の業務の比重が増えるので、場合によっては実際の開発状況が見えなくなったりする。だから、私の方からR.Tさんと関わることで、開発状況の具体を知ることができるのはすごく助かっています。それを踏まえて現場の管理者と話すこともできます。
R.T:私は基本的には割り振られた業務を手を動かしてやる立場ですが、H.Aさんと一緒に現場の打ち合わせに入るだけでも勉強になります。現場のリーダーとH.Aさんの話している内容を聞いても私としてはちんぷんかんぷんなところが多いですが、H.Aさんはすごく整理して質問をしたり「こういうことですね?」と確認をしたりしているので、わからないことやあやふやなところは、ズバッと聞いた方が良いと思うようになりましたね。
H.A:もちろんわからないことがあった時に調べるのも大事。調べるスキルを磨いてもらうことも必要ですが、現場の作業を最優先で片付けていかなきゃいけない状況であれば、質問してもらった方が良いですし、何より調べて答えが出てこないケースっていうのもあるので、数分調べてわからなかったらすぐ聞いてくださいとは伝えていますね。
ーこれからも人を育てる経験を積んでいきたい

Q4 これから挑戦したいことを教えてください
H.A:そもそも私がシスナビに入社したのは「若手を育てる経験を積みたい」というのが大きな理由でした。その経験を積めているので自社のメンバー複数名でアサインしてもらえる現状は、自分にとって良い環境だと思います。今後の目標というか希望としては、現場での自分のタスクを0.5人区くらいまで下げて、チームメンバーの力を伸ばしていく時間を増やすような携わり方ができたら良いなと思っています。
R.T:今はまだ目の前の業務で一杯一杯ですが、余裕が出てきたら後輩に指導する側に回れたら良いなと思っています。自分が経験してきたことをしっかりみんなに伝えていきたいですね。